【荒ぶる季節の乙女どもよ。】最も美しく性について語る作品を君は観たか【みょんた】
元々私、クールはずらして作品を楽しむ人間なんだが(夏で流行った作品を秋に楽しむ)
この作品は面白すぎて最新話まで一気見してしまった。
【荒ぶる季節の乙女どもよ。】
である。略して【荒乙】
君はもう観たか?
何とこの作品、めちゃくちゃ面白いのが【美しく性に関して語っている】ことなのだ。
■簡単なあらすじ
文芸部の女子高生らは、文学を嗜むために読んでいた官能小説を朗読する放課後を送っていた。
ある日、1人の部員が「死ぬ前にセックスしたい」と断言したことで
どんどん性に振り回されていく、という青春ドラマ(?)だ。
■1話回想
文芸部って執筆してるのかと思ったら、どうやらここは朗読をしているらしい。私のあやふやな記憶から起こす台詞だが、
『柔らかな茂み……青草の香りが……溢れる甘美な汁を……破瓜で……』
おいおいおいおい綺麗な声でがっつり官能小説朗読してんじゃねーか。
官能小説朗読からこのアニメは始まる。
もう本当に、単純に下ネタだらけの会話しか乙女5人はしていないわけだが
彼女達は真剣で、まっすぐで、そして綺麗な言葉で並べるものだから全てが綺麗に聞こえてしまう。
『嗚呼この世界はエロスで満ち溢れている。』
性に取り憑かれた乙女1人がこんなようなことを言っていた気がする。(盛ったかも)
こういう独特な言い回しがまた文芸部という設定の良さを引き立てているようにも思う。
■ただのラブコメではなさそう
ヒロインは5人いて、それぞれの話が並行して進んでいくのかな?という印象。
それぞれの性に対する悩みは違い、どうやらキーパーソンとなる男がいるような。
部室前に「純白?」と貼り紙があるにも関わらず、乙女達の考えることは「今傍に転がる恋愛」よりも「その先の性行為」である。
付き合う付き合わない云々よりも、
「いつか、彼とシたいって思うのかな?」という疑問を抱く。
行為そのものではなくて、《行為に対する考え方や捉え方》が常に【荒乙】の中では荒ぶっているのだ。
まあ普通にコメディ
■官能小説読みたくなってしまう
「本」という存在がこの作品中で結構大きいらしい。経験が無いために乙女達は「本」から色々なことを学んでゆく。
ある意味「本」を読んで「勉強」し「知識」を得るのだから、「性」に対して乙女が「関心」を持ったって良いじゃない。
という理由付けにも思えた(笑)
おそらく、「性」に対して〜からが割と大まかなテーマだと思うけれど何かと乙女達は本に頼るようだ。(文芸部っぽい)
名無しのこの気持ちをどうか言葉で表してくれと。それも、「文学的な綺麗な言葉」で。
??「わーあ!文学的ィー!」
この先の展開が分からないから何とも言えないが、とりあえず官能小説は読んでみたいなあと思った所存だ。
まあまずは一話観てみよう。
男女共にこの美しい下ネタの面白さにハマってしまうはず。
きっとこの作品のキーワード「えすいばつ」の意味もすぐにわかる。
みょんた